かりのたより

2025 📍広島
リフレクティング・ヒロシマ2025年プログラム「山と海のあいだ」前田耕平「雁の便り」プロジェクト アーカイブ展

自らの身体的な体験を軸として、人と自然の曖昧な領域に接触するアーティスト前田耕平は、かつては川面に昇り降りするための船着場と使用され、舟運の歴史的痕跡を今も残す「雁木」に焦点をあてた、太田川の岸と岸を舟渡しする参加型プロジェクト「雁の便り」を展開します。これまで募集した「乗舟者」たちと共同し、ワークショップや対話を重ね、「誰かや何かについて考える」パフォーマンスを考えてきました。
パフォーマンス本番では、前田が筏を漕ぎながら川を遡上していき、舞台装置に見立てられた雁木から雁木へと乗舟者を舟渡ししていく過程で、それぞれが考えたパフォーマンスを実行していきます。太田川を周回するように巡ることで、詩的な営みを伝達させ、かつての舟運としての役目を終えた「雁木」にオルタナティブな価値を吹き込みながらも、現代の新たな川の物語を紡ぎます。本展では、ワークショップからパフォーマンスまでの様子をまとめたアーカイブ展として発表します。

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前田耕平「雁の便り」プロジェクト

広島市内には、川の潮位にあわせて使われてきた階段状の船着場「雁木(がんぎ)」が、今も約400箇所残されています。雁木は、かつての舟運の記憶を今に伝える、広島ならではの風景です。前田はこの雁木に着目し、太田川の支流を舞台に、人々が川を渡っていく参加型プロジェクト「雁の便り」プロジェクト(※)を実施しました。公募で集まった広島にゆかりのある人々とワークショップや対話を重ねながら、「誰かや何かについて考える」行為を軸としたパフォーマンスを共につくりあげていきました。
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太田川河口付近
紙・ペン
25.1×82.5 cm

リフレクティング・ヒロシマ2025年プログラム「山と海のあいだ」前田耕平「雁の便り」プロジェクト アーカイブ展
会期:2025年11月10日–20日
会場:タメンタイギャラリー鶴見町ラボ

企画:Reflecting Hiroshima – リフレクティング・ヒロシマ2024-2025プログラム「山と海のあいだ」
期間:2024年 – 2025年
主催:広島市立大学
助成:令和7年度​大学に​おける​芸術家等育成事業

▶︎review
【レビュー】前田耕平「雁の便り」プロジェクト アーカイブ展
hiroshima art scene 太田川蟹

パフォーマンス記録
撮影:石谷治寛